トップ50にランクインした日本ブランドの価値総額は2,230億ドルにのぼり、
トップブランドは依然、世界成長を遂げる可能性を秘めている
本日、WPPグループ(本社:イギリス・ロンドン、最高経営責任者:マーク・リード 以下、WPP )とそのグループ企業であるKantar(以下、カンター)が初めて発表した、世界におけるブランド価値を測る年次調査「ブランドZ トップ50最も価値のある日本ブランドランキング」( 英表記:『BrandZ™ Top50 Most Valuable Japanese Brands Ranking』 以下、ブランドZトップ50日本ブランドランキング)によると、1位を獲得したのはブランド価値総額289億ドルのトヨタでした。2位には通信プロバイダーのNTT(日本電信電話)(201億ドル)、3位にはホンダ(117億ドル)がランクインしました。
前編では、ANAとJALとでファンがかなり重複していてそれは特に若年層で顕著だと述べました。以下では、花王とライオンを採り上げます。
全国在住の18~79歳を対象に「金融商品・サービス」に関する調査を実施しました。
マーケティングのインサイトとコンサルティングで世界をリードするカンターは、世界各国の就労環境調査を行い、被雇用者から得た回答のみに基づいた、企業のインクルージョン(包括性)とダイバーシティ(多様性)を表す世界発の指標、「カンター・インクルージョン・インデックス (Kantar Inclusion Index) 」を発表いたしました。
首都圏および宮城県・福岡県在住の20~69歳を対象に「キャッシュレス決済」に関する調査を実施しました。
世間では何となく「ANAのファンはクルマだとBMWが好き」、「スターバックスのファンはニトリよりIKEAが好き」、「P&Gのファンは楽天よりAmazonが好き」といったことが何の根拠もなく語られることがあります。
われわれのデータはこれを事実ベースで確認することができます。どれももっともらしいですが、結果を先取りして申し上げると正しいのは2番目だけでした。ANAファンは特に好きなクルマのブランドはなし、P&GファンはAmazon、楽天ともに取り立ててファンではありませんでした。特にANAは61個の親近なブランド(「親近」は以下で説明します)が確認されましたがその中にクルマのブランドは一つも入っていませんでした。