公益社団法人日本マーケティング協会について
公益社団法人日本マーケティング協会は、わが国が戦後の復興からようやく成長期に入ろうとする昭和32年、産業界の先達によりいち早く創設されまし た。以来、当協会は産学協同の下にマーケティングの理論と技法の研究、教育、普及に努め、わが国の経営の近代化と産業の発展に力を注いでまいりました。
現在、世界的視野に立って事業内容を飛躍的に拡充するとともに、北海道から九州まで協会組織の全国化を実現、マーケティングのナショナルセンターとして活力あふれる活動を展開しています。
マーケティングの定義
(マーケティングとは)顧客や社会と共に価値を創造し、その価値を広く浸透させることによって、ステークホルダーとの関係性を醸成し、より豊かで持続可能な社会を実現するための構想でありプロセスである。
日本マーケティング協会 2024年
注1)主体は企業のみならず、個人や非営利組織等がなり得る。
注2)関係性の醸成には、新たな価値創造のプロセスも含まれている。
注3)構想にはイニシアティブがイメージされており、戦略・仕組み・活動を含んでいる。
ご挨拶
新たな価値創造を提案するマーケティング
藤重貞慶
公益社団法人 日本マーケティング協会 会長マーケティングとは、「顧客の欲求と満足を探り、創造し、伝え、提供することにより、その成果として利益を得ること」だと説明されています。それ故に、マーケティング活動は企業の持続的成長を支え、競争を勝ち抜くための力の源泉であり、経営者にとって最も関心のある活動のひとつといえます。当協会は2007年10月に創立50周年を迎え、この間、マーケティングの普及、啓発を通して、日本のビジネス界に多大な貢献を果たしてきました。
近年は物質的には豊かな時代になってきたこと、価値観の多様化を受けて、顧客の求めるものも変容しており、潜在需要の掘り起こしが大変難しくなってきた時代といえます。また、ボーダーレス世界の進展により激しい競争社会が到来しています。
このような時代の変化に対応した新たな価値創造を提案するマーケティング活動のあり方を、会員各位の皆さまとともに考え、実りある協会活動を推進していきたいと考えております。
マーケティング問題に対応する専門組織として
恩蔵直人
公益社団法人 日本マーケティング協会 理事長
2023年6月に理事長として着任いたしました。
これまで、市場参入戦略、ブランド戦略、そして製品開発戦略などを研究対象としてきました。近年では、ロボティクスやAIと結び付いたマーケティング研究にも取り組んでいます。
さて、マーケティングを専門とする実務家や研究者にとって、この日本マーケティング協会は最も大切な集団であると思っています。
私自身、若い時から接点を持たせていただきましたが、この協会を通じて多くを学び、幅広いネットワークを築くことができました。
「マーケティング」を巡っての知識や人的ネットワークには、極めて大きなニーズがあると感じています。
日本マーケティング協会が中心となり、産官学を結び付け、我が国のマーケティング水準を引き上げ、ひいては産業界や学会に貢献していきたいと考えています。
その他協会の概要
日本マーケティング協会のその他協会概要につきまして、下記をご参照ください。