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多忙で多幸なワーキングマザーの時間日記

(こちらの記事は、マーケティングホライズン2021年10・11月号合併号『時間FACTFULNESS』に記載された内容です。)

先に示したNHK国民生活時間調査2020において、もっとも多忙を極めていたのが30・40代の女性たちだった。時間データからはどんなシーンが見えただろうか。ここでは実際に30・40代のワーキングマザーたちに登場していただき、そのリアルに迫ってみたい。 

ここに登場する5人は働き方においてある程度の裁量を持つ人たちである。コロナによりリモートワークをするようになった人も、元々出社と半々で行っていた人もいる。仕事の内容も働き方も多種多様だが、日記からは男女に関わらず、これからはこうした働き方・暮らし方をする人たちが増えていくのだろうな、という近未来が垣間見える。単に忙しいワーキングマザーの日常ではなく、示唆に富む日記になっている。

起床から就寝までの記録を見ると、その目まぐるしい毎日が伝わってくるが、実際の日常はこんなものではないだろう。いわゆる「名もなき家事」の数々はこうした記録からはこぼれ落ちがちだ。しかもそれら一つひとつは小さい欠片でありながら、一日の中ではそれなりの稼働量と心理的負担を伴うものだ。ぜひそうした行為を頭の中で挟み込みながら見ていただきたい。

しかし、彼女たちの日常が忙しさだけで終わるわけではない。それぞれに一日の中にちょっとした自分をいたわる時間をちゃんと設けている。分刻みで追われる毎日の中での一杯のコーヒーやお気に入りのスイーツがいかに大きな働きをしていることか。ご褒美スイーツ、などと軽々しく言えないようなこのあたりのインサイトは非常に興味深い。

他にも自分のごきげんを取るための工夫がさまざま見られる。デスク代わりのダイニングテーブルに花を飾ったり、出社日よりも丁寧なスキンケアをしたり。ランチの合間に夕食の仕込みをする一方で、こまめに自分自身に手を掛ける時間を持つことも効率化の潤滑油として必要であり、そうした手間暇を掛けられるマネジメント能力があるからこそ仕事もできる人たちなのだ。

 

【一人目】 


【二人目】


【三人目】


【四人目】


【五人目】



ツノダフミコ
株式会社ウエーブプラネット 代表
生活者調査・研究からのインサイト導出、コンセプト開発を多数ナビゲーション。また、協調設計技法Concept pyramidⓇをはじめとする洞察力・共感力を強化する各種プログラムの提供、研修も手掛ける。

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