コーディネーター:
高山 佳子氏 株式会社インテージ 執行役員 Life Log Data事業本部長
たかやま・よしこ
1992年の㈱インテージ入社以来、リサーチャーとしてあらゆる業界のリサーチおよびリサーチソリューションの研究開発を手がける。現在は、ビッグデータとサンプリングデータ各々の利点を活かし「人」ベースでデータをマーケティング活用する事業に取り組む。早稲田大学大学院 経営管理研究科非常勤講師。 共著『課題解決! マーケティング・リサーチ入門 ― プロに学ぶ「市場の事実」「消費者の心理」「商品の可能性」の調べ方』(ダイヤモンド社)。
高橋 直樹氏 日産自動車株式会社 コーポレート市場情報統括本部 担当部長エキスパート
たかはし・なおき
株式会社インテージにて市場調査全般、ネット視聴率パネル事業、CRMなどを担当し、2003年から日産自動車株式会社 市場情報室 主管を経て現職。市場調査手法・体系の開発・グローバル管理、グローバルな市場調査部門のマネジメントとその将来像設計、商品開発やプロジェクトマネジメントなどのプロセス変革・改善、日産初のマーケティングROI体系構築と導入などを担当。専門領域は、市場調査、データアナリティクス、プロセス変革マネジメント。Marketing Research 2.0の会 代表。JMA、JMRA、ESOMARなど業界団体主催のカンファレンスなどでの講演多数。京都大学、早稲田大学、立教大学、中央大学大学院、立命館大学大学院で非常勤講師として講義。 共訳「マーケティング戦略論」「統合マーケティング戦略論」(ダイヤモンド社)。同志社大学文学部卒(社会学)、ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院MBA。
神田 晴彦氏 株式会社野村総合研究所 ビッグデータイノベーション推進部 AIソリューション推進グループ マネージャー 上級研究員
かんだ・はるひこ
専門は消費者行動、マーケティング・リサーチ、データ・マイニング、テキスト・マイニング。野村総合研究所に入社以来、銀行、保険、通販、デジタル家電・医薬品メーカーなどにおける、CS調査、マーケティング・リサーチ、データ・マイニング分析など、様々なコンサルテーションに携わる。 現在はAIに関する調査・研究・各種コンサルテーションに従事。『ビッグデータ革命』(共著)など著書・講演多数。日本マーケティング協会、及び企業情報化協会のコーディネーターも務める。2017年3月筑波大学大学院ビジネス科学研究科企業科学専攻修了。博士(経営学)。
佐藤 健一氏 株式会社インテージ 開発本部 先端技術部 シニアマネージャー
さとう・けんいち
早稲田大学大学院理工学研究科修了後、アップルジャパン、ニールセン・カンパニー、博報堂を経て現職。 現在はデータ・サイエンス関連技術を利活用した研究開発業務に従事。
AIアドバイザー:
中野 高文氏 DataRobot データサイエンティスト
なかの・たかふみ
イギリス、カナダの修士・博士過程で量子情報論を専攻。機械学習を活用することで高いパフォーマンスのリターゲティングサービスを提供するCriteoのData Science/Analyticsチームリードとしてビッグデータを用いた分析を行う。2017年5月より日本2人目のデータサイエンティストメンバーとしてDataRobotに参画。より多くの人がビジネスで機械学習を活用できるようDataRobotを使った機械学習の民主化を推し進めている。マーケティングや小売業界を始め幅広い業界でコンサルティングなどなどを行う。
アドバイザー:
清水 聰氏 慶應義塾大学 商学部教授
しみず・あきら
1963年、東京生まれ。1986年 慶應義塾大学商学部卒、1988年 同大学大学院商学研究科卒、1991年 同大学大学院博士課程修了。博士(商学)。明治学院大学専任講師、助教授、教授を経て2009年より現職。この間、ノースウェスタン大学Kellogg校訪問研究員、シドニー大学Asia-Pacific研究所訪問研究員、ピッツバーグ大学Katzビジネススクール訪問研究員を歴任。専門は消費者行動論。実証分析に基づいた実践的なマーケティング戦略提案を専門にしており、先端層の新しい概念である「聞き耳」研究や、SNS時代の消費者の新しい意思決定プロセスである「情報循環型マーケティング」などを提唱。企業との共同研究も多く、最近は海外との共同研究に力を入れている。主要著書に「日本初のマーケティング」(2013) 、「戦略的消費者行動論」(2006)など。日本商業学会理事、日本マーケティング・サイエンス学会研究委員、日本消費者行動研究学会副会長(2018年4月~)。
鳥山 正博氏 立命館大学大学院 経営管理研究科 教授
とりやま・まさひろ
国際基督教大学卒(1983)、ノースウェスタン大学ケロッグ校MBA (1988)、東京工業大学大学院修了、工学博士(2009)。1983より2011まで(株)野村総合研究所にて経営コンサルティングに従事。 業種は製薬・自動車・小売・メディア・エンタテインメント・通信・金融等と幅広く、マーケティング戦略・組織を中心にコンサルテーションを行う。とりわけマーケティングイノベーション、脳科学とマーケティング、AIとマーケティングが最近の関心領域。マーケティングリサーチ・メディア・小売領域で特許出願多数。
マーケティングサイエンス研究プロジェクト2018 マーケティングにおけるAI活用 研究会 |
2018年
10月9日(火)
※14:00~17:30
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オープニングセミナー 「AIによるマーケティングイノベーション2018」
オープニングセミナーのみ参加ご希望の方はこちら ☛https://www.jma2-jp.org/event/seminar/20181009
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10月29日(月)
16:00~18:00
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「オリエンテーション、参加テーマ選び」
◆研究会の進め方、研究テーマ案と利用データ、DataRobot概要等についてご紹介します。さらには研究会テーマ案から各自がご参加いただくテーマを選んでいただき、同じテーマを選んだ方同士でグループを組んでディスカッションを行います。
研究会テーマ案としては、例えば下記のようなものを想定しています。
★タイムシフト視聴におけるCM接触率予測 テレビ番組のタイムシフト視聴時にはCMはスキップすると思われがちですが、実際にはバラつきがあります。インテージ社のMedia Gauge TV(全国約72万台のスマートTV、約63万台の録画機器の視聴データ)とエム・データ社のTVメタデータ(テレビ番組とCMの放送内容のテキストデータ)を用いて、放送枠やCMの特性によってどのようにタイムシフト時の接触率が変わるかをDataRobotで予測、分析します。 ※Media Gauge TV ※TVメタデータ
★多種多様なアンケートデータを用いた分析 マイボイスコム社のアンケートデータベースMyELに収められているアンケートデータを用いて、DataRobotで分析します。MyELには300を超えるジャンルに関する約2800テーマのアンケートデータがあり、そのなかから興味のあるジャンル・テーマのアンケートを選んで分析いただけます。 ※MyEL
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11月19日(月)
16:00~18:00
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「DataRobotレクチャー、分析相談」
◆DataRobotの利用方法を学びます。また、テーマ案の具体的な分析の仕方やデータの扱い方に関する疑問相談を行い、DataRobotを使った分析に取り掛かる準備を整えます。
※以降、DataRobot試用開始<1か月予定>
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12月10日(月)
16:00~18:00
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「分析結果共有、DataRobotからのアドバイス」
◆分析結果をグループ間で発表共有いただきます。参加者同士やDataRobot社、コーディネーターからの助言を受け、分析をブラッシュアップするか検討します。
※残りのDataRobot試用期間中に再分析
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2019年
1月21日(月)
16:00~18:00
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「分析結果の検討」
◆DataRobotによるアウトプットをどう解釈するかを検討し、ビジネスにどう活用し得るかを考えるグループディスカッションを行います。
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2月18日(月)
16:00~18:00
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「レポート準備」
◆報告会に向け、考察をまとめ、グループごとに報告書を作成します
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3月18日(月)
16:00~18:00
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報告会 |
※研究会/ワークショプ・グループのメーリング・リストを作成し、参加者・コーディネーターの情報交換・ネットワークづくりをサポートいたします。 |
研究目的
デジタライゼーションにおける3種の神器と呼ばれることもあるビッグデータ、IoT、そして”人工知能(AI)”。中でも、”人工知能(AI)”については、TVや新聞、雑誌などに日々取り上げられている。実際に、金融における不正検知や審査、医療におけるガンの診断など”人工知能(AI)”を活用したというニュースは枚挙にいとまがない。また、AIスピーカーやチャットボットなどの出現により、消費者の生活スタイルや企業とのコミュニケーションのあり方も、大きく変化しようとしつつある。
では、このような変化を踏まえた上で、マーケティングのあり方や、マーケターの仕事の仕方にはどのような影響を及ぼすのだろうか?この答えを求めるために、多くの事例を収集するような机上の理解だけで終わらせるのではなく、手触り感のある形で理解を深めようというのが本研究会の趣旨である。要は身をもって”人工知能(AI)”を体験するというアプローチを採用する。
具体的に理解を進めるためには、まずデータが必要である。サンプルデータではなく、具体的にマーケティングの現場で利用されているデータが望ましいであろう。また、実際に”人工知能(AI)”を体験できるツールが必要である。プログラミングなどのスキル取得は一旦おいておいて、まずは体験をしてみることを重視する。そして、最後に理論である。なんとなくやってもなんとなくで終わる。マーケティング仮説を設定し、モデル解釈、ならびに、インプリケーションの抽出のための理論が必要である。
本研究会では、実際に多くの企業のマーケティングの現場で利用されている各種データ(ID付きPOS、アンケートデータ、メタデータなど)と、そして、”人工知能(AI)”をクリック操作だけで体験できるツール(DataRobot)、そして、モデル構築や活用に欠かせない理論やノウハウを有する実務・学術両側面の専門家を取り揃えた。グループワークを前提に、設定したテーマについて、発表を行う予定である。日常業務の中では得ることが難しい、人脈・視点・知見などを得る貴重な機会となるはずである。
人工知能(AI)”によって、マーケティングのあり方やご自身の仕事がどのように変わっていくのか、その答えをまさに体験して頂きたい。
インテージ Media Gauge TV
エム・データ TVメタデータ
マイボイスコム アンケートデータベース(MyEL)
などのデータを用いて、AI(DataRobot)で分析する研究に参加できます。
協力社
●インテージはお客様企業のマーケティングに寄り添うパートナーとして、ともに生活者の幸せに貢献することを目指します。 生活者の暮らしや想いを理解するための情報基盤をもって、お客様企業が保有するデータをアクティベーションすることで、生活者視点に立ったマーケティングの実現を支援します。
●マイボイスコムは1998年に伊藤忠系シンクタンクの社内ベンチャーで創業 し、インターネット調査を中心にしたリサーチを提供しています。 「アンケートデータベース(MyEL)」は創業時から毎月、飲料、食品、流通、 通信、金融、季節催事等の1万人調査を実施しており、現在2,800テーマ の調査データが蓄積しています。
●エム・データは、テレビ(番組およびCM)の放送実績を独自にテキスト化した「TVメタデータ」の生成・配信、露出調査・分析を通し、企業のマーケティング活動をご支援します。「TVメタデータ」の配信、放送実績の調査・分析の他、テレビ~ネット~リアルを結ぶマーケティングサービスや、BIツールでのマーケティングダッシュボードサービス等を展開しております
●DataRobotはあらゆるレベルのユーザーが機械学習・AIを迅速に活用、ビジネスへ展開するためのエンタープライズ向け機械学習自動化プラットフォームを提供しています。数百種類におよぶパワフルなオープンソースの機械学習アルゴリズムから成るライブラリを組み込んだDataRobotのプラットフォームは、予測モデルのトレーニングと評価のプロセスを自動化し、またそれらを同時並行に行うことで、大規模なAI処理を可能にします。DataRobotはあらゆる規模の組織や企業が、最速でAIの導入と活用を成功できるようにサポートいたします。